【ウルヴァリン】シリーズ

人気シリーズ【X-MEN】等いくつかのチームのメンバーでもあり、個人でも作品が発表されているウルヴァリン。

そんな彼の日本での戦いを描いた作品が【ウルヴァリン：SAMURAI】。前作【ウルヴァリン: X-MEN ZERO】とは直接的なつながりはありません。

ストーリーはカナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリンのもとへ、戦争中に助けた日本人矢志田の使いがやってきます。

矢志田は大物実業家になっており、死ぬ前に恩を返しておきたいとのことだった。

矢志田のいう恩返しとは、呪いとしか思えないウルヴァリンの永遠の生命を終わらせ、死なせてあげたいということらしい。

困惑するウルヴァリンをよそに、再会間もなく矢志田は死亡。葬儀に参列していた矢志田の孫娘マリコが襲われ、ともに逃避行する羽目になってしまう。

また、矢志田の言葉を裏付けるかのように、ウルヴァリンの再生能力が失われ、不死の男は初めて死を意識するようになるのだった。

相変わらずのとんでもニッポンな印象は否めないですが、それを踏まえても充分に楽しめる作品。

ミュータントが絶滅寸前の世界で、ウルヴァリンことローガンが唯一の希望である少女を守るストーリー。

不老不死かのような再生能力と、なんでも切り裂くアダマンチウムの爪が特徴だったローガン。

しかし、その再生能力は失われつつあるらしく、アルツハイマーを発症して、能力を制御出来ないプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの世話をする日々を送っています。

そんなある日、怪しい男たちに追われている少女ローラを助けたことから、チャールズとともにノースダコタにある『エデン』を目指すことに。

逃避行を続けるスタイルがロードムービーのようで、いつもの【X-MEN】シリーズとは一線を画した印象の作品。