終戦について考える映画
【終戦のエンペラー】
終戦後の日本にGHQ最高司令官ダグラス・マッカーサーが上陸し、統治の一環として戦争犯罪人の一斉検挙や裁判を開始する。
アメリカ本国では天皇への訴追を求める声が多かったが、統治のためには防波堤として天皇の力が必要でもあった。
大統領の座を狙っていたマッカーサーは、部下たちに天皇の関与が戦争に決定的な影響を与えたのかを調査させることに。
10日間というわずかな時間で、ボナー・フェラーズ准将は決定的な証拠を見つけることが出来るのか。
【永遠の0】
佐伯健太郎と慶子の姉弟は、祖母の四十九日に祖父からふたりが自分の実の孫ではないことを知らされる。
ふたりの本当の祖父は終戦間際に特攻で戦死した海軍航空兵ということだった。
それから6年が経ち、フリーライターとなった慶子は新聞社で主宰される終戦60周年記念プロジェクトに参加することに。
プロジェクトを進める高山の特攻隊はテロリストという言葉に釈然としなかった慶子は、健太郎にアシスタントを頼み、特攻隊員だったという実の祖父について調べることにするのだった。
しかし、実の祖父である宮部久蔵を知る者たちが語る内容はまったく異なっていて、ふたりは困惑することになる。
国のために生命を捧げるのが当たり前と言われていた時代に、凄腕のパイロットでありながら卑怯者とののしられても、娘に会うために生きようとした久蔵は何故特攻の道を選んだのだろうか。
【俺は、君のためにこそ死ににいく】
終戦間際の特攻隊を食堂の女将の視点を中心に描いた作品。石原慎太郎制作総指揮なので、もっと右寄りな作品なのかと思いましたが、美化された感はあるとはいえ、意外と中立な雰囲気の内容。
当時の若手俳優が大勢出ていて、主要な登場人物ではないため、wikiにも書かれていませんが向井理も出ていたりします。
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【火垂るの墓】
終戦後の兵庫県。戦火の下、両親を亡くした14歳の清太と4歳の節子。
一時は母方の叔母のもとへと身を寄せるが、物資も少ない時代であり、実子を守ろうとする叔母と衝突した清太は節子とともに家を飛び出してしまう。
ジブリ製作のアニメ版は幽霊となった清太が、ふたりが孤児となって死ぬまでの出来事を回想する展開となっています。
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【私は貝になりたい】
散髪屋の清水豊松は上官の命令で捕虜を刺殺するように命じられる。結局、豊松は生来の気弱さから腕に傷を負わせただけだったが、虫の息だった捕虜は死んでしまうのだった。
やがて、終戦を迎え、妻子とともに散髪屋を再開していた豊松は、特殊警察に逮捕され、捕虜を殺した罪を問われることに。
あまりにも不条理な裁判の結果、豊松は絞首刑を言い渡され、投獄されてしまうのだった。
その他の終戦について考える映画
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