戦艦型の宇宙船が星間戦争をしたり、エイリアン等の脅威から世界を守るアニメを紹介しています。
最近はロボットでの戦闘や、小型の宇宙船や戦闘機で巨大な相手を倒してしまうので、たまにはこういう骨太な感じの作品はどうでしょう。
宇宙戦争や政治的な作品を選んでいるため、宇宙海賊ものは除外しました。
【銀河英雄伝説】
宇宙戦艦ものというよりは、歴史ものと言った方がいいくらいの田中芳樹の小説が原作のスペースオペラ。
他作品であればモブキャラでしかない人物にも名前がついていて、何らかのエピソードがあることも多く、アニメ化に際しても名付きキャラとして扱われています。
そのため、キャストの名前も表示されるんですが、ちょっとした役に知られた声優が起用されているため、『銀河声優伝説』と呼ばれることも。
いまでこそケーブルテレビ等で放送されることがありますが、劇場版を除いたOVA本編は、ウィークリービデオとして1週間に1本ビデオが届くという作品であり、採算がとれたのか謎でたまりません。
しかも、そんな方法にも関わらず、本編だけでも110話もあります。これは最近のアニメが1クール12話前後なことを考えれば、とんでもない数字だとわかるでしょう。
漫画版は道原かつみの耽美な絵柄なのに対し、アニメ版は海外アニメに近い絵柄なので、男臭さが増しているような気がします。
- 【銀河英雄伝説】
- ギンガエイユウデンセツ
- ファミリー劇場による紹介ページ
【宇宙戦艦ヤマト】
異星人による無差別攻撃により、汚染されてしまった地球から放射能を除去する装置をもらうため、大マゼラン星雲にある惑星イスカンダルを目指すストーリー。
海は蒸発し、放射能による汚染により、人類の滅亡まであっと1年という状況で、人類はかつて日本の連合艦隊旗艦であり、沈められてしまった戦艦大和の残骸を宇宙戦艦に改造。ガミラス星人と戦いながら、イスカンダルへと向かいます。
1970年前後に産まれた男性に子供の頃に見たSFアニメを聞けば、確実にあがるであろう作品ですが、実は【機動戦士ガンダム】同様、本放送時は評価が低く、後になって評価されたタイプの作品だったりします。
たまに勘違いされていますが、実は【スター・ウオーズ】よりも古い作品です。
2013年4月より新作となる【宇宙戦艦ヤマト2199】が放送中。
- 【宇宙戦艦ヤマト】
- ウチュウセンカンヤマト
【超時空要塞マクロス】
主人公が登場するのは『バルキリー』と呼ばれる戦闘機ですが、タイトルにもなっている『マクロス』自体は宇宙戦艦の名前です。
ただ、タイトルでは要塞、設定では宇宙戦艦、実際に見ていると変形や合体をして殴ったりもするので、ロボットなのかと迷うところです。
ストーリー自体は異星人同士の戦いに巻き込まれた人類が、元は異星人の兵器だった『マクロス』や『バルキリー』で戦いながら、地球への帰還を目指すというもの。
テレビ版と劇場版で人物の扱いが結構違うのも特徴的。
- 【超時空要塞マクロス】
- チョウジクウヨウサイマクロス
- シリーズ公式サイト
【機動戦艦ナデシコ】
『木星蜥蜴』と呼ばれる謎の敵が火星と月を制圧。地球にも『チューリップ』と呼ばれる母艦を多数降下させてきた。
そんな中、民間企業ネルガル重工は戦艦『ナデシコ』により、火星にとり残されてしまった人々を救出する作戦を計画するが、そのクルーは腕は一流でも一癖もふた癖もあるような人材ばかりであったというストーリー。
突然終わってしまい、劇場版で補完されたものの、謎は残ったままという作品ですが、かなり人気は高かったもったいないSFアニメ。
パチンコの登場で人気が再燃したものの、新作が出ることはなさそうです。
- 【機動戦艦ナデシコ】
- キドウセンカンナデシコ
- 公式サイト
【星界の紋章】
人類が『ユアノン』という素粒子を発見し、その素粒子を利用した恒星間宇宙船を開発、惑星を改造することで居住空間を太陽系以外にまで伸ばした世界。
遺伝子改造によって生まれた種族『アーヴ』によって侵略を受け、惑星の政府主席だった父が『アーヴによる人類帝国』への降伏と引き換えに領主となったことで、主人公の少年ジントも帝国貴族の一員となる。
7年後、ジントはハイド伯爵公子となり、皇帝の孫娘でありながら、星界軍の軍人見習いであるラフィールと運命的な出会いをすることに。
突然の敵からの襲撃を受けたふたりは、長い逃避行の末、友情と愛情が芽生え、ともに戦うことを誓うというストーリー。
『アーヴ』という種族や、アーヴ語という設定は他のSFでもありがちですが、超光速航行をするために別の宇宙である『平面宇宙』を移動するというシステムは特徴的。
- 【星界の紋章】
- セイカイノモンショウ
- 公式サイト