アニメの中の卒業式

3月と言えば、卒業シーズン。最近の漫画やアニメは季節イベントも好きな時期に描くようになりましたが、卒業シーズンだけは変わらず春先が多いんですよね。

イベント関連では卒業イベントが開かれることも多いし、漫画や小説の最終回が卒業式の学園ものが結構ありそうな印象ですが、探してみると意外に少なかったりします。

今回の特集では、その少ない中からいかにも卒業っぽいアニメを紹介しています。

実際には第26話は『初めての卒業』、『万感』、『悲しみ』、『母校』、『みんな』という構成で、ほぼ卒業式当日の話です。

その中でも『万感』が卒業式のシーンなので、あえてタイトルとして抜き出してみました。

もっとも、原作が4コマ漫画なので、感動的なというよりもオーソドックスな卒業式になっています。

ついに卒業を迎える軽音部の4人。いつもののほほんとした雰囲気ではなく、どことなくしんみりとした雰囲気。

唯の不審な態度に顧問のさわちゃんはハラハラさせられたものの、式は無事に終了。

いつもの日常とは違う感覚に、最後の文化祭とは違った雰囲気に感極まります。

自分たちの住むこの世界が『青春時代をまともに過ごせなかった人のために用意された世界』を知った『死んだ世界戦線』のメンバーは、それぞれが満足して消滅していった後、残された数名で体育館へと向かうことに。

そして、残された数名も卒業することで満足し、ひとり、またひとりと消滅していくのだった。

【CLANNAD】の続編。

本来の卒業式は第9話なんですが、渚はクリスマスイヴに体調のせいで留年が決定してしまっているため、仲間たちが渚のための卒業式を行ってくれます。

原作の小説では、大河が引っ越しをした後、新学期に戻ってくるので、その間は1ヶ月しかないんですが、アニメ版では卒業式に変更されてしまったため、1年以上会えなかったことになっています。

最終回なので、新学期よりも卒業式の方がしっくり来るという考えかもしれませんが。