【金田一少年の事件簿】シリーズ

【金田一少年の事件簿】

金田一耕助の孫という設定の『金田一一(きんだいち はじめ)』が巻き込まれた事件を解決する推理漫画。作画さとうふみや、原作は天樹征丸。ただし、case2までは原案天樹征丸、原作金成陽三郎。

しかし、祖父同様、最後の犯行以外止められるケースはほとんどなく、犯罪防御率はかなり低い。

また、決め台詞が『金田一耕助の名にかけて』でしたが、金田一耕助には孫どころか、子供がいたという設定すらなく、金田一一自身が作品中で疑問を呈しています。

その割に『じっちゃんの名にかけて』と勝手に金田一耕助の名誉を賭け続けていたりも。

また、『異人館村殺人事件』のトリックは【占星術殺人事件】を模倣しているため、漫画版には注釈が、ドラマ版は欠番となり、レンタルされていたVHS版の一部でしか見ることが出来ない。アニメ版は製作すらされていません。

現在連載はされておらず、1年に1回程度不定期に集中連載という形になっています。

ドラマ【金田一少年の事件簿】

Kinki Kidsの堂本剛(第1&第2シリーズ)、嵐の松本潤(第3シリーズ)、KAT-TUNの亀梨和也(第4シリーズ)主演で作られたドラマ版。

堂本剛の金田一少年は当たり役で、映画版になったのも堂本剛主演の第2シリーズ。

原作からの大きな変更点は少なく、名前の変更や、ゲストキャラクターが準レギュラーに変更されているのがほとんど。

ただ、準レギュラーに変更されたことで殺される人物や、容疑者となる人数も減ってしまうため、多人数の中にいる犯人探しという要素は弱くなっています。

また、第3シリーズ、第4シリーズにおいては、じっちゃん(金田一耕助)嫌いという意味不明な設定になっており、違和感だらけな状態に。

アニメ【金田一少年の事件簿】

【名探偵コナン】と連続で放送され、『月曜7時のミステリーアワー』というくくりになっていました。現在ではケーブルテレビ等で再放送されることが多い作品となっています。

原作やドラマ版と比べて、猟奇性や、犯罪を助長してしまいそうなシーンは削られていて、シルエットになっていたり、そもそもないことになっていたりします。

また、やはり名前が変更されている人物が多いのと、ゲストキャラクターが準レギュラーに変更されているのはドラマ版と同様で、人間関係も原作とは異なる人物が少なくありません。

好きなタイミングで全話を視聴するにはビデオ版を探すか、東映BBプレミアムのような動画サイトで視聴するしかなく、運が良ければケーブルテレビ等の再放送で観れる可能性があります。

DVD版はセレクションのため、全話収録されていません。

小説【金田一少年の事件簿】

コミック原作のノベライズとしては珍しく、パラレルや、準拠ではなく、あった事になっている小説版。

そのため、原作コミックの方に小説版のキャラクターが登場して、小説版での会話をしたり、原作コミックの後日譚が描かれていたりします。

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